An iPad Trackmaker

サンプリングとシンセの再現を使った曲

2020.09.21

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 サンプリングも好きで、たまにやってます。ノイズの処理が大変なのを痛感して、RX 8を買ってしまったという。。。 それは置いといて、さてそれをKorg Gadgetで曲にどう使っているか、Santaのレベルではこんなもん、というところを書きます。まずは曲をどうぞ。#深夜の2時間DTM で「ミニマル」というお題が出て、そのときに汽車の音を連想して作りました。

 はい、「電車」ではありません。最初と最後はサンプリングの汽車の音、途中のベルと踏切はシンセの音です。某ローカル線で最後尾に30分近くねばって録音、撮影しました。もちろん私は旅行者にすぎませんので、はしゃぐお子さんも地元の中高生も近くにいなかったのでできたことです。では制作過程を順に。


 まずはサンプリング。SHURE MOTIV MV88を使ってます。Lightningコネクタ直差しで、携帯もiPhoneなので、最小限、MV88さえ持って行けば、iPhoneを使ってすぐサンプリングできます。保護ケースとウインドスクリーンは標準で付いていて、アプリ(MOTIV Audio)は無料です。ただし直差しなので、iPhoneのケースを外さなければならないかもしれません。

 コンデンサーマイクなので音質はいいですが、何も考えないとノイズが入りまくるので、適当に録っていると後の処理にツケが回ります。屋外の風切り音は付属のウインドスクリーンではあまり低減できない感じです。私は別売のウインドジャマーを買うつもりです。

 市販のスマホスタンドを使うと、固定した動画撮影もできます。私は三脚ネジ対応のスマホスタンドを買って、スタンド付属のミニ三脚を大きめの簡易三脚に付け替え、それ持って花火を見に行ったりしています。MV88と同じ仕様でケーブル接続のMV88+もあって、三脚とセットでSHUREが売ってます。私はMV88を買ったので、固定撮影の機材は自分で探しました。

 サンプリングしたらwav形式で保存されるので、使えそうなところだけまずは切り出して別名保存し、それをKorg GadgetのZurichで読み込みます。画面を見るとwavファイルから好きなところをシーンの長さだけ切り出せることがわかります。また、Gainが12.5dB、かつZurichのFXにLPFを設定してます。このサンプルは耳で聞いた音とかなり違ったのですが、試行錯誤してできるだけ記憶に近づけました。また、写真はイントロ部分で、フェードインをオートメーションで書いてます。

 今回はサンプル音はPCに持って行かずに、切るだけでZurichに読み込ませて、あとはFXでなんとかなりました。この列車音のサンプルはなぜか音量がかなり低く、ノイズ的にはそれが幸いしたかもしれません。車内ベルと踏切の音は、どちらもMarseilleガジェットのTubular Bellで作ったものです。FXかけて和音とタイミング、音量をそれっぽくすることで表現しています。踏切に近づいて遠ざかるドップラー効果は、ピッチベンドで表現しました。

 花火の音のサンプリングも花火会場で何度かやったのですが、音がでかすぎて今のところうまく録れていません。その代わりリズムマシンとシンセでわりと似た音を作りました。それについてはまた今度。

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書いてる人:Santa OJ

iPad mini + Korg Gadget、時々Studio One で曲を作っているアマチュア track maker。楽曲は、着信音やBGMのほかインストが多い。少し前からSynthesizer Vも使っている。野外音サンプリングや効果音にも興味があり音源を作っている。
音源:SoundCloud
音源:YouTube
Twitter:Santa OJ

“Santa OJ Sound”はSanta OJの作曲活動について、及びそこで有用と思ったことを個人的資料として書いているサイトです。

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